それで、キャッシュフロー計算書(間接法)でもそれと同じになるようにする、というのが税引前利益スタートにした理由であると思われます。
300千円の給料をもらってきた人が、翌月5日までに払うことになっている家賃50千円のためにすぐに「未払家賃箱」に50千円を入れたとします。 「家賃後給料」は250千円になります。
この人がこの月の現金収入をいうのに、「給料300千円の現金収入があった」といってもいいし、「家賃後給料250千円と未払家賃の増加50千円で合計300千円の現金収入があった」といってもいいわけで、税引前利益スタートにするか税引後利益スタートにするかというのはこういうことなのです。 翌月、未払家賃箱の50千円で家賃を払います。

この月の給料は320千円で、家賃も55千円に上がったとします。 家賃後給料は265千円になり、未払家賃箱の中身は55千円と前月末より5千円増えます。
この月の現金収入をいうのに、「給料320千円から前月の家賃50千円を払ってネットの現金収入は270千円」というのが自然です。 「家賃後給料265千円に未払家賃の増5千円を足してネヽソトの現金収入は270千円」などといったとしたら、あまり分かりいいとはいえませんね。
家賃後給料とは違って税引後利益というのは十分にこなれた言葉なのでこんなに分かりにくい話ではありませんが、税引後利益からスタートしたキャッシュフロー計算書(間接法)でお金の流れを説明する論理は、要するにこういうことなのです。 会計人には分かるにしても、やはり一般人には、利益が出て、翌年その40%の税金を払う、という流れで話してもらったほうが分かりいいですね。
わが国では2000年3月決算からすべての会社に税効果会計が適用されることになりました。 税効果会計は実例で話を始めるのが分かりいいと思います。
A社は毎年利益を出して税金を払ってきたが、X年度に40の赤字を出し税金を払わなかった。 しかし、次の年(X+1)年度には業績が回復し100の利益を出した。
この年に払う税金は、前の年の赤字を差し引いた残り60の40%で24となった。 この例に出てきた前年の赤字を差し引いて税金を計算するという税法上の決まりを「税務上の欠損金の繰越し」といい、現在では7年間の繰越しが認められています。
上の例を表にすると次のようになります。 確かに現実の姿を素直に表したらこうなります。

ケラスターゼを行うには自分にあったケラスターゼをはじめに選ぶ必要があります。